事件です!

向田邦子を読んだら、宮部みゆきが読めなくなっちゃった。
文章が飲み込みにくいの。
あんなに面白い面白いと読んでいたのに。
もともと宮部みゆきの短編は苦手だったのに、短編集を手に取ったのが行けなかったぁ
午前中に読み始めて、挫折。午後、傑作と解説に書いてあった中篇から慣らして、やっとよめるようになってきた。まるでリハビリじゃないか。
向田邦子、恐るべし。
ちなみに今日読んだ本は
宮部みゆきの『とり残されて』
宮部みゆきの描く世界は、懐かしい色をしている。その色は、学校と名の付くところにいる間中、習慣的に読み続けていた少女マンガの世界に近い。当然、私の年齢では少年漫画も少女マンガも巨乳ブレイク前。エッチもちゅーどまりな時代っすよ。生臭さがあまりない感じ。読後、猛烈に甘々の少女マンガか恋愛小説を読みたい衝動に駆られたけど、そんなもん一冊も持っていないし(笑)
まー、14年前の空気に触れたってことよね。

とり残されて (文春文庫)

とり残されて (文春文庫)