駄文で失礼!!!

クイズ番組とは明らかに違ってきている『検索ちゃん』。毎週楽しみに見ています。
でもさ〜、最近のふ〜ふ〜祭もそうだけど、爆笑問題太田の気が済むようにさせてあげる番組みたいになってきた。太田は一気におじいさんになってしまったみたいだ。
もともと、仲良しバラエティが多いテレビ朝日お笑い番組なんだけどさ。
芸術選奨文部科学大臣*1なんかもらっちゃったから(断れないだろうが)、余計にじいさんぽくなってしまった。*2。比喩ではなく10年早いよ。枯れちゃったらどうするの。もったいないじゃん!。そんなもん、もっとほんとの爺さんになってから貰えばいいんだよ(断れないだろうが)。
かつてあれだけ毒花を咲かせていたカッコいいたけしが、文化人オーラを徐々に身に着けつつあったところへ、事故&ベネチアで賞を取ってしまったばっかりに、背広のおじさんたちが安心してほめられる人になってしまった。わたしは、それほど熱心なファンではなかったが、年齢的には漫才ブームからひょうきん族の台頭を眺めながら育ってきたので、たけしがだんだんつまらないことになっているのは残念だった。タモリも、昼間見てはいけないような深夜の匂いのするキワモノだったはずなのに、平日12時台に晒されつづけ、日本国中に受容されてしまい、いつの間にかふざけたおじさんに変貌してしまった。さんま、紳助はまだ力ずくで笑いを引きつけようとする貪欲さが感じられるが、その仕切りに間違いはない。
でもさ、みんな50歳超えてる人たちだよ。そんなひとに後ろに名前を並べたら、爆笑問題、おかしくならないか?この賞貰ったことで、変なお墨付きになって背広のおじさんたちからほめられる人になっちゃったらやばいよね。飛び越えたとんねるずダウンタウンウッチャンナンチャンナインティナイン(歳は下だけど)を爆笑問題と並べてみると、…ネタや芸風が一番背広のおじさんに受けそうなタイプかも。
時事ネタと古いネタと毒と切り返しのリズムが爆笑問題の魅力だったのに、テレビにたくさん出ることで、毒は確実に薄くなっている(表現としてだけならいいが)。それが更に薄く、果てはなくなってしまったら。『ガハハ王国』10週勝ち抜きに魅了されたわたしとしては淋しい限りだ。磨きに磨いた漫才が見たいなあ。
ところで、年齢とお笑いの世代って必ずしも対応していないんだね。

どこで世代を分ける線を引くのか難しい。
予断だけど、背広のおじさんに賞をもらっても芸風に一番影響ないのは、60〜70歳になったウッチャンナンチャンだろうか。…違うか。背広と笑いは馴染まんなー。やはり落ち着いた爺さんにでもあげといたほうが間違いないよね。毒が売りの人はもらったっても困るよね。
でも、本人たちは欲しいもんなのかな?

*1:受賞理由は、「テレビメディアの番組編成の中でかなりのウエイトを占めるようになって久しいバラエティーのジャンルでは、さんま、たけし、タモリ、紳助の存在が圧倒的だが、そのような中にあって爆笑問題は、10年以上もポジションを得て常に成長しながら抜群の安定感をみせている。近年、更にジャンルを広げ、平成17年は、「爆笑問題のススメ」(日本テレビ)をはじめとする多くの番組で活躍し、いささかもパワーダウンしないところは高く評価できる。」

*2:『いいとも』のタモリも見守られている。『誰ピカ』のたけしも見守られている。…その境地になると貰える賞なのか?嘘