バナナ

いつも明るい母親が、仏頂面でコタツに寝転がって、返事もろくにしない。
こういうときの可能性は二つ。

  1. 私の倫理的にまずい行動が発覚し、怒らしてしまった
  2. 頭痛、吐き気、風邪など体調不良

大概、2なんだが、父に聞いたら、「眠いだけだら」って。
そうかなあ。
病気のときの母親は引くほど怖いぞ。幼い頃、人の顔色を伺う癖をつけてしまったのは、具合の割るいときの母親に甘えて、逆鱗に触れてしまったことにあるからだ。怖かった。トラウマだ。大人になって、職場のおばさんにいわれなく当たられたとき、パニック起こしかけたことがあって、我ながら驚いた。
以来、できるだけ母親が無口なときは、あたらずさわらず、静かにどっかへもぐりこんでしまうような子供になった*1。今回も、とりあえず部屋にこもって、何か怒らせたかなと、自分の心当たりを洗いざらい思い起こし、悪いところがなかったかチェックしてみる
…ありすぎて、わからん。
案の定、今朝起きたら風邪声。
あー良かった。やっぱり具合がわるかったんじゃん(←なんか間違っている)。
すぐに食の細くなる母親が、唯一何とか食べられるのはバナナ。風邪を引いたら定番の差し入れ。
今日は幾房買って帰ろうかな*2

*1:ここで、「大丈夫?お薬もって来ようか」と言える子供だったら、違う大人になっていたかも、なんてな。

*2:喉元過ぎればにせずに、自分の日々の行動も反省しましょう。いい大人がばれなきゃいいだろとか思わないように!