昆虫の怖さ

http://www.bs-i.co.jp/main/documentary/show.php?0105
ヤマアカアリが自分よりも大きな蝉や毛虫に群がり弱らせ殺す。
メバチが木皮の下にいるカミキリムシの幼虫に卵管を伸ばして卵を産みつける。
虫が生理的にダメな人は多いと思うんだけど、私が虫を怖いと思ってしまうのは、
数と蠢き
他にも変な色の汁とか、軟らかさとか、粉とかもいやだけどさ。
高いところや刃物の先端を見たときみたいな這い上がる寒気のようなものを「数と蠢き」には感じてしまうんだよなあ。
前者は表面を食い破る数と蠢き
後者は内臓を食いつくし表に溢れ出る数と蠢き
このイメージを頭に浮かべただけではなんでもないんだけど、虫とセットの画を見た瞬間、イメージが暴走して、まるで自分のはらわた虫でいっぱいみたいな妄想が走るのでほんとにびっくりする。まさに、スイッチって感じ
このスイッチの下地は、ちょっと幼児体験もあるかもしれない。
外側から食われる恐怖は記念写真を撮るために立った場所に、たまたまあったアカアリの蟻塚踏み崩して猛攻撃を受けた後で、ライオンも襲うグンタイアリを扱った児童書を読んだときの恐怖が残っているような気がするし、内臓恐怖は絵本代わりに読んだ『ブラック・ジャック』の怪奇部分、「植物が体の中からちぎってもちぎっても生えてくる」みたいな、ありえない展開とリアルな内臓がセットで出てくるマンガの記憶の影響のような気がする。
ま、理屈付けしても、結局恐怖の正体ははっきりわからないんだけどね。
わからないんだけど、「ぞわ〜」っとする。

  • 個体差がわかりにくい
  • 何を考えているかわからない
  • 体の構造が私と違いすぎる
  • なかなか死なない

ってな、理解できなさ加減が現れると、どうしても虫に恐怖を感じる。襲われるどうこうって言うより、人類が絶えてもこいつらは続いていくんだろうなという、種に対する畏怖みたいなものなのかな(嘘)

かといって、普段、虫見て「きゃーきゃー」殺虫剤を振り回すような生活はしていないし、邪魔な虫を殺生してしまったときは、「カンダダ見たいにくもの糸は下りてこないな」と反省したり、トンボの美しさにうっとりしたりしてるんだけどね。
でも、あるときスイッチが入るのよ。不思議。
以下、ヒメバチのメモ
Home
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/matsumoto/aboutIch.html
http://www.mus-nh.city.osaka.jp/matsumoto/about/hosyokukisei.html:yiyle
森林総合研究所 関西支所/森林総合研究所関西支所年報第40号
怖い蟻のこと
特集:アリの社会 2006年10月号 ナショナルジオグラフィック NATIONAL GEOGRAPHIC.JP

あ、他にもいたぞ、ぞわっとするの
ムカデ
こいつらも死なない

寄生バチをめぐる「三角関係」 (講談社選書メチエ)

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寄生バチの世界 (動物 その適応戦略と社会)

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