私にとっては、笑いの人

青島幸男が亡くなった。
青島幸男 - Wikipedia
http://www.sanspo.com/sokuho/1220sokuho022.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061220-00000069-mai-soci
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061220-00000070-mai-peo
子供の頃の記憶では、『意地悪ばあさん』がファーストミッション*1
長谷川町子のマンガなんだけど、青島幸男のちょっと犬っぽい口元や、意地悪と言うよりいたずら好きなばあさんで、劇の作りもドタバタだったし、なんだか赤塚不二夫のマンガ*2を髣髴とさせたな。
さかのぼって、「ハナ肇とザ・クレージーキャッツ」を知り、「シャボン玉ホリデー」での「青島だぁ」を知った*3。それから映画「ニッポン無責任時代*4、映画と共に「スーダラ節」「黙って俺についてこい」「ハイ、それまでよ」といったコミックソングも次々にヒット*5した。大学時代、うちの学校に局地的に植木等ブームが来たので、これらの歌はかなりの確立で歌える(笑)。
形は違ってきているものの、今でもテレビでわたしの好きなバラエティ番組を見ることができるのは、青島幸男らの活躍があってこそだと思っている。感謝しないとね。
マルチタレントの初めでもあるよね。「映画『鐘』を製作、主演・製作・脚本・監督を担当し、カンヌ映画祭の国際批評家週間に入選」とか、「『人間万事塞翁が丙午』で1981年上半期の直木賞を受賞」とか、すごいよね。マルチタレントってスケールではないよ。
政治のことは省くけど、「初当選全国2位」とか、「選挙活動をしない」とか、こっちも破格。晩年ちょっと淋しかったかな。

ご冥福をお祈りいたします

あ、そういえば、初めて見た芸能人は国会議事堂裏の青島幸男だった。

*1:イッセー尾形もここで初めて見た。三波豊一のダメな感じもこの中の役柄で記憶したんだと思う

*2:バカボンのパパの名セリフ「国会で青島幸男が決めたのか?」「国会で青島幸男が決めたのだ!」なんかの影響なのかな?

*3:この頃の大人は、大人っぽかった。変な言い方。エレガントだった…。これも違うな

*4:無責任で調子のいい植木演じる平均(たいらひとし)は「実は青島そのもの」だという。

*5:高度成長時代の矛盾を、本音と笑いで表現した作品は、共感を集めた