原宿まで

昨夜も、見なくてもいいDVDを見て夜更かししてしまった〜。いっくらなんでももう起きなければ電車に遅れる。
起床。NORTHFACEのロゴTシャツにジーパン。うーん、Tシャツ着ると貧相が際立つのー。カーディガン羽織って階下へ。
「おはよー。」
「おう、お母さんは、○○さんと蕨採りに行ったぞ。」
マジですか…。
「わたし、出かけますけど。」
「おう、いいぞ、めしはあるから。」
「お母さんに書置きしとけ。」
「うん。」
炊飯ジャーを開けると、確かに白飯はある。冷蔵庫を開けると、…ご飯の供ばっかりじゃん。たんぱく質も野菜もなぁ〜い!!ああ、もう。父親の昼食用のおかず作らねば。全速力でポテトサラダとだし巻き玉子を作る。きゅうりも針生姜と塩で即席漬けに。自分の食事はキッチンでオバちゃん食い*1。茶碗洗って、かごに伏せて。もう行かなければ間に合わん!
「たっだいま〜」
母の声。早っ。
「もうかえってきた。」
「○○さん、実家のお母さんが危篤なんやて。」
「え、電話きたん?それではやかったん?」
「いや、知ってて、家におっても仕方がないから、蕨採りにわたしを誘ったんやて。」
母、おっとり世間話を始める気配。
「悪いが出かけるから。」
「どこへ。」
「寄席。」
「え?晶ちゃんと?」
「ひとりで。」
不満そう。母は性懲りもなく、わが子にロマンスを求める。
「なにみるの」
「寛平ちゃん。」
「帰ってこないと思ったから、だし巻きとサラダ作っといたから。」
「急がしいんか。送ろうか。」
「大丈夫。帰りの時間は書置きにあるから見といて。」
「きいつけてな。」
「はいはい。」
「ほしたら。」
気持ちは猛ダッシュなんだけど、見られてるので早足で駐車場へ。焦って車を出したてみたら、日曜なので、はガラ空き。駐車場もぼちぼちのところが空いていた。駅のホームに5分前着。理想的。自販機でからだ巡茶購入。特急は時間通り到着。やっと座って人心地ついた。指定席の隣はおばあちゃん。70歳は超えていそうだけど、髪を黒く染めて、前髪にピンを刺している。おじいさんのループタイとか、かっこいいとは言いがたいがきちんと身だしなみをしようという心意気は感じる。わたしのように年がら年中Tシャツジーパンでは、先行き不安だ。貧乏そうな年寄りになるんだろうな。もうちょっとおしゃれしなさいよ。
おばあちゃんは連れと席が離れてしまったようなので、「かわりますか?」と聞くと「言え、いいです。」と小さい声で答えた。関西訛、怖かったかな。帰りの電車まで時間があるので映画観れそうかな、と携帯をいじっていると、なんだか眠くなってきた。ここで眠れると助かる。
原宿駅には11時20分頃にはついてしまった。とりあえずラフォーレ前まで行き、ご飯処を探しだす。あまりお腹は空いていないんだけど、ライブが終わってからだとランチの時間過ぎてしまいそうだし。ABCで靴を眺めて、BOOKOFFでお笑いDVDを物色。高い。竹下通りをちょろちょろ歩く。今日は空いているな。ゴスロリ甘ロリ、パンクロリータ。こうもりメイクとか、あのまま家を出てくるんだろうか。食指がそそられる店がないので裏原へ。通り過ぎて表参道。また裏原。表参道ヒルズのあたりは混んでそう。
中川家つながりで「てっちゃんstyle中川屋」でスープカレー風つけうどんを食べようとしたが、品切れ。残念。開場時間までだらだらして、またラフォーレに戻った。
階段で登る。指定席だからまだ混雑はしていないみたいだ。客層は年齢高め。夫婦連れや、おばちゃん組、男性客も多く、ちょっと原宿じゃないみたい。ほんとに寄席や演芸場の客やん。わたしはほっとしたけどね。ステージは遠くはないが、席がベタ付け。イスもずらしていないから、見辛いかなと思っていたら、わたしの前に大男。ショック。
劇場には玉緒&中川家「大阪パラダイス」のループ。上演前のご案内は島田珠代だった。

*1:「忙しい忙しい」と言いながら、立ったままご飯をかきこむ様。座ったって時間的にはそうかわらんのに